• BTCが現物取引高の60.6%、上位3銘柄で9割超
  • 預託金3兆5,111億円、7カ月ぶり高水準

現物・証拠金とも2カ月ぶり増加

日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)は2日、8月の暗号資産(仮想通貨)取引統計を公表した。会員30社の現物取引高は7,643億5,300万円で、前月から13.4%増えた。増加は2カ月ぶりとなる。

証拠金取引高は7,465億3,800万円で、前月比19.0%増。両者を合わせた取引高は約1兆5,109億円だった。前年同月と比べると現物は61.9%減、証拠金は36.4%減で、1年前の水準を大きく下回っている。

前月の7月は現物取引高が6,742億円にとどまり、2023年9月以来、約2年10カ月ぶりの低水準だった。JVCEAは今回の公表にあわせて7月分の現物取引高などを訂正している。8月はその水準から持ち直したが、6月の9,049億円には届いていない。

日本暗号資産等取引業協会は、任期満了に伴い役員を新たに選任。代表理事には、仮想通貨取引所運営のコインチェックの代表取締役会長執行役員である蓮尾氏が就く。

銘柄別はBTCが6割

現物取引高を銘柄別にみると、ビットコイン(BTC)が4,629億円で全体の60.6%を占めた。2位はイーサリアム(ETH)の1,392億円、3位はXRPの1,027億円。上位3銘柄の合計は全体の92.2%に達する。

4位はソラナ(SOL)の178億円、5位はドージコイン(DOGE)の76億円だった。上位10銘柄のうち残る5銘柄は、いずれも60億円を下回っている。

預託金は3.5兆円、7カ月ぶり高水準

8月末の利用者預託金残高は3兆5,111億円で、前月末から22.2%増えた。1月末以来、7カ月ぶりの高水準となる。内訳は暗号資産が3兆2,812億円と24.2%増えた一方、金銭等は2,299億円でほぼ横ばいだった。

利用者が預けるビットコインは17万344BTCで、前月末から5,163BTC減った。評価額は2兆1,397億円と22.2%増えており、数量の減少を評価額の上昇が上回った。XRPの評価額は4,563億円で、イーサリアムの4,444億円を上回る。

利用者口座数は8月末時点で1,447万1,551口座となり、前月末から19万953口座増えた。このうち稼働口座は897万5,519口座。証拠金取引の建玉残高は216億円で、前月末比16.7%増だった。