- ウィンクルボスのZEC現物ETFはジェミニが保管
- サイファーパンクがZEC現物ETFの提携先に
ZEC現物ETF申請
米仮想通貨運用会社ウィンクルボス・アセット・サービシズは6日、プライバシー保護機能を備えた仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)を直接保有する現物ETFの新規上場に向け、米証券取引委員会(SEC)に登録届出書(S-1)を提出した。届出書によると、ナスダックに『WINK』のティッカーで上場する予定だ。
届出書によると、ZEC現物ETFは、証券口座を通じて、ZECを直接取得・保有する際の参入障壁やリスクを負わずにZEC市場へ投資できる手段として設計された。ウィンクルボス・キャピタル・ファンドは関連会社を通じ、ZEC現物ETFの受益証券を最大1億ドル分購入する意向を示しているが、拘束力のある約束ではないという。
ZEC現物ETFは運用会社に対し、保有ZEC資産の年0.25%を運用手数料として支払い、特別費用を除く通常の運営費用は運用会社が負担する。
保管は運用会社の関連会社ジェミニ・トラスト・カンパニーが担い、ウィンクルボス兄弟の一人でジェミニ共同創業者のタイラー・ウィンクルボス氏が支援するナスダック上場企業サイファーパンク・テクノロジーズが、プロトコル開発の助言やコインホルダー投票の支援などを提供するエコシステム・パートナーに就いた。
21シェアーズは、ジーキャッシュ(ZEC)などプライバシー通貨の時価総額が約300億ドルに達したとのレポートを公表した。機関投資家の秘匿決済需要やイーサリアム・ソラナの対応を背景に挙げ、オフショア資産市場との比較で拡大余地を試算している。
ウィンクルボスの関与と先行ETF
サイファーパンクは2025年11月、ウィンクルボス・キャピタルから5,890万ドルの出資を受け、ZEC保有戦略に転換した。同年12月には約2,900万ドル相当のZECを買い増し、保有量が流通量の約1.8%に達したという。
また、ジーキャッシュのプロトコル開発を担う独立組織シールデッド・ラボは2026年1月、ウィンクルボス兄弟から120万ドル相当のジーキャッシュの寄付を受けたと発表した。
米国で現在取引されているZEC現物ETFは8月25日に上場したグレースケールの1本のみで、SoSoValueのデータでは9月24日時点で純資産が約7.8億ドル、累計純流入額が約2億ドルとなった。
なお、ビットワイズも2025年12月、ZECを主な投資対象とする戦略型ETFをSECに申請している。
解説記事:ジーキャッシュ(ZEC)は日本で扱われている?国内取扱状況と急騰の背景
ジーキャッシュ(ZEC)は2018年にCoincheckが取扱いを終了して以降、国内未上場のまま。Grayscale ETF「ZCSH」上場を機に2026年9月4日1,000ドルを突破しました。国内取扱状況・価格推移・規制リスクを最新情報で整理します。