• 取引ペアはUSDT・USDC・TRYの3種
  • 先物提供から約1年4カ月で現物に対応へ

バイナンスがHYPE現物を上場

仮想通貨取引所大手バイナンスは24日、分散型デリバティブ取引所を運営するハイパーリキッドのネイティブトークン、ハイパーリキッド(HYPE)を現物市場に上場すると発表した。取引開始は同日20時(日本時間)で、テザー(USDT)、USDC、トルコリラ(TRY)建ての3ペアを用意する。HYPEには、同社が新興プロジェクトに付与するシードタグが適用される。

入金はすでに受け付けを始めており、出金は25日20時(日本時間)に開始する予定だ。上場と同時に現物のアルゴリズム注文にも対応し、トレーディングボットと現物コピートレードは上場後24時間以内に利用可能になる見込みとしている。

サークル社と仮想通貨取引所バイナンスが戦略的提携を拡大し、新興市場でのUSDC普及に向けた5年契約を締結した。バイナンスは1億ドルをサークル株に出資した。

シードタグの意味と取引条件

シードタグは、革新性がある一方で他の上場銘柄より価格変動やリスクが大きくなり得るプロジェクトに付けられる区分だ。バイナンスの告知によると、シードタグ付きの銘柄を取引するには、現物・マージン取引の画面で90日ごとにリスク確認クイズに合格し、利用規約に同意する必要がある。取引画面にはリスク警告のバナーも表示される。

先物、米国版に続く現物取扱い

バイナンスは2025年5月30日から、最大75倍のレバレッジをかけられるHYPEの無期限先物を提供してきた。ただしグローバル版の現物市場ではHYPEを扱っておらず、米国法人のBinance.USが2025年6月6日に先行して現物取引を始めていた。米大手のコインベースも2026年2月5日にHYPEの現物取扱いを開始しており、主要取引所での取扱いが広がっている。

ハイパーリキッドは取引に特化したレイヤー1ブロックチェーンで、オンチェーンの注文板(オーダーブック)を中核に据えた分散型の無期限先物取引所を運営する。HYPEは2024年11月29日に発行され、総供給量は10億に設定されている。