• 直近7日間の純実現利益は51億ドル
  • 過去の主要な高値圏より小さい利確規模

利益確定の規模は2023年末並み

オンチェーン分析企業のグラスノード(Glassnode)は24日、ビットコイン(BTC)保有者による利益確定の動向について分析を公表した。保有者は利益を実現しているものの、その規模は比較的小さく、直近7日間の純実現利益は51億ドル51億ドル(1ドル=158円換算で約8,060億円)にとどまるという。

同社はこの水準について、過去の主要な高値圏で見られた規模よりも、2023年末の水準に近いと指摘した。公表したチャートには「上昇でも利益確定は軽微」との趣旨の表題を付けている。

オンチェーンアナリストのDarkfost氏は、ビットコインの短期保有者コストベースが活動中の長期保有者コストベースを上抜け、強気相場入りの確認シグナルが点灯したと指摘した。同シグナルは今回で5回目。

過去の高値圏との比較

実現利益は、移動したコインの売却時の価格と前回移動時の価格の差を集計した指標だ。純実現利益はここから実現損失を差し引いた値で、市場全体の損益確定がどちらに傾いているかを示す。実現利益は含み益を抱えた保有者の売却が増えるほど膨らむため、過去には高値局面で大きく増える傾向があった。

チャートでは、2024年3月前後や同年末、2025年7月と10月の高値局面で、利益確定を示す緑の円が大きく膨らんでいる。2026年に入ってからは損失確定を示す赤い円が目立った。同社が比較対象に挙げた2023年10月から翌年初めにかけては、価格が2万ドル台後半から4万ドル台へ上がる中でも、緑の円は小さいまま推移していた。