• ビザ・ダイレクトが試験から商用運用へ移行
  • インヨ・グローバルが初の対応事業者に

ビザが商用化

ビザは15日、送金サービス「ビザ・ダイレクト」で、国境をまたぐ支払いの資金をステーブルコインUSDCでほぼリアルタイムに事前入金できる機能の商用運用を始めたと発表した。初の対応事業者はインヨ・グローバルで、従来の資金調達の時間枠だけに頼らない選択肢を、対象の顧客や提携先に提供している。

ビザによると、同社は過去1年、顧客や提携先とステーブルコインが国境をまたぐ資金調達や送金の改善にどう役立つかを検証してきた。必要なときに資金を用意する、迅速で柔軟な資金調達への関心が高まる中、こうした取り組みが日常業務に移り始めているという。

そこでビザは、送金事業者、フィンテック、銀行、決済事業者向けに決済インフラを提供するインヨ・グローバルと組み、ステーブルコインによる事前入金を市場に投入した。インヨはこの機能を自社プラットフォームに統合し、顧客企業向けに提供を始めた。

この機能を組み込んだインヨのプラットフォームでは、1つの接続で利用者の登録、不正対策とコンプライアンス管理、決済の受け付け、180カ国超への国内外の支払いが可能だ。

共同創業者のロブソン・ダンタス最高製品技術責任者は、既存のインヨのAPIを通じて使える、24時間対応の新たな資金調達手段になると述べた。

導入の経緯と今後

今回の商用運用に先立ち、ビザは2025年、ビザ・ダイレクトでステーブルコインによる事前入金と支払いの試験プログラムを導入した。試験では、対象顧客の国境をまたぐ資金調達や流動性管理、送金をステーブルコインで支えられることを示したとしている。

ビザ・ダイレクトのヴィラ・プラトノバ グローバル責任者は、「ステーブルコインの次の章は普及だ」と述べた。同責任者は来週開催される「Money20/20 USA」の複数のセッションで、ステーブルコインが国際的な資金移動をどう変えるかを議論する予定だ。

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