• ビットワイズ、AIバブル崩壊でもビットコイン高予想
  • ビットワイズ、利上げの有無でもビットコイン高見込む

AIも金利も上昇

米仮想通貨運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメントの最高投資責任者、マット・ホーガン氏は14日、AI(人工知能)の進路や金利の方向がどうなっても、長期的には仮想通貨ビットコイン(BTC)が上昇するとの見方を週次メモで示した。

ホーガン氏によると、最近のカンファレンスでは、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げによる景気後退やAIバブルの崩壊などの局面でビットコインがどうなるかという質問が多く、想定すべき結果の幅は同氏のキャリアで最も広く、計画を立てるのも難しいという。

そこで同氏は、選択によって物語の行き先が変わる本のシリーズ「チューズ・ユア・オウン・アドベンチャー」になぞらえ、AIがたどりうる3つの道筋の行き先を順に検討した。AIが生産性とGDPを押し上げ、ソフトウェアや法務、医薬品など知能中心の分野が安価になる豊かさの世界では、価値が水辺の土地や名画、ゴールド、ビットコインなど複製できないものに移るため、ビットコインが上昇するとした。

AIバブルが崩壊する世界では、当初はビットコインもリスク資産とともに下落するが、AI投資は米国史上最大のインフラ投資で地政学上も重要なため公的救済の確率はほぼ100%とみており、利下げやバランスシート拡大を経て通貨供給が急増し、最終的には大幅に上昇するとの見方を示した。

成長率3%・金利4%で推移する世界や、利上げの有無にかかわらずビットコインは上昇するとしたうえで、2020年初めのコロナ禍では数日間で50%下落した後から約20倍に上昇した事例を挙げ、途中に厳しい局面がありうることにも言及した。

米9月の消費者物価指数が予想を上回り、仮想通貨ビットコインは15日夜急落し8万2,000ドルを割り込んだ。10月の利上げ確率が約54%に上昇し、金利見通しへの懸念が再燃した。

9月CPI後の相場

9月の消費者物価指数(CPI)を巡っては、14日夜に米労働統計局が前年同月比3.7%上昇と市場予想の3.6%を上回る結果を発表し、ビットコインは約2%下落して8万2,000ドルを割り込んだ。

食品とエネルギーを除くコアCPIも前年同月比2.6%上昇と予想の2.5%を上回り、CMEグループのFedウォッチでは10月27〜28日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が約54%に上昇した。

また、ビットコインの下値を巡っては、ザ・ブロックなどの海外メディアによると、仮想通貨の流動性提供会社ウィンセントのシニアディレクター、ポール・ハワード氏が、短期的には8万〜8万8,000ドルのレンジを予想し、8万ドルを割り込めば7万5,000ドルが視野に入るとみた。

一方、仮想通貨運用会社21シェアーズの仮想通貨リサーチ担当シニアストラテジスト、マット・メナ氏は、先週8万5,000ドルを割り込み8万1,000〜8万2,000ドルの下値支持帯を再び試した時点で下落の多くが織り込まれたと分析し、マクロ面の不透明感が解消すれば8万5,000ドル超え、9万ドルに向けて上昇に傾くと語った。

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