- 資金の53%は8.3万ドル超で取得
- 下値の支持帯は7.7万から7.9万ドル
取得価格分布が示す上値の関門
オンチェーン分析企業クリプトクアント(CryptoQuant)の寄稿アナリスト、ダークフォスト(Darkfost)氏は12日、ビットコイン(BTC)の取得価格の分布をもとに、8.4万から8.5万ドルの価格帯が上値の節目になるとの分析をXに投稿した。
同氏によると、価格が8.3万ドルの時点で、ビットコインに投じられた資金の53%はこれより高い水準で入ったもの。足元で購入した投資家は、半数を超える投資家よりも有利な位置にいることになるとした。
取得価格の分布は、流通しているビットコインがどの価格帯で取得されたかを集計したオンチェーンデータ。取得が集中する価格帯に相場が戻ると、買値付近で手放そうとする売りが出やすく、値動きの節目になりやすいとされる。
コインシェアーズは8日のレポートで、仮想通貨ビットコインの上昇加速には財政懸念に基づく資金流入が必要との見方を示した。米長期金利が20年以上ぶりの高水準に達する中、仮想通貨ファンドの資金流入は鈍化している。
8.4万から8.5万ドルが最大の価格帯
ダークフォスト氏は、8.4万から8.5万ドルを分布上で最も大きな価格帯(クラスター)と位置づけた。多くの投資家がこの水準で売買の反応を示すとして、ビットコインにとって「明らかに突破すべき水準」だと述べている。
下値については、7.9万から7.7万ドルのレンジが支持帯として機能する可能性があるとの見方を示した。
大量清算から1年、高値比約34%安
執筆時点でビットコインは8万3,600ドル付近で取引された。2025年10月6日に付けた史上最高値12万6,080ドルからは約34%低い水準にとどまる。
昨年10月10日から11日にかけては、トランプ米大統領による対中関税の発表をきっかけに相場が急落し、仮想通貨市場全体で190億ドルを超える強制清算が発生した。今回の投稿は、その出来事からちょうど1年が経過した週末に行われた。
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