• 2ウォレット計100BTCが16年半ぶりに移動
  • OTC中心で実質的な市場価格がなかった時期とされる

2010年採掘の100BTCが移動

2つの異なるウォレットに保管されていたビットコイン計100BTC(約800万ドル、1ドル=156円換算で約12.5億円相当)が6日、16年半ぶりに新しいアドレスへ移動したとされる。SNS上の分析アカウント「MLM」(@mlmabc)が同日未明、オンチェーンデータ分析ツール「mempool.space」の情報をもとに指摘した。

移動したBTCは2010年3月2日に2つの異なるアドレスで採掘されたとされる。当時はまだ流動性のあるビットコイン取引所が存在せず、取引の大半が相対(OTC)で行われていたため、実質的な市場価格が形成されていない時期だったという。

ビットコインの短期保有者(STH)の売却益を示す指標が、1年以上ぶりにプラス圏へ浮上したとアナリストが指摘。前回の弱気相場では約1年マイナス圏が続いており、今回の変化が持つ意味を仮想通貨市場の文脈で解説する。

16年半動かなかった100BTC

該当する2件のトランザクションは、投稿内で示されたmempool.spaceのリンクからそれぞれ確認できるとされる。両ウォレットとも2010年3月2日の採掘以降、一度も送金履歴がなかったとされ、今回が初めての移動になるという。

移動先のアドレスが取引所のものかどうかは明らかになっておらず、売却を意図した動きかは不明。ウォレットの鍵管理更新や保有者側の内部的な移管である可能性も排除できない。

サトシ稼働期・OTC取引の時代

投稿では、採掘が行われた2010年3月時点でビットコインの考案者とされるサトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)氏がまだ採掘を続けていたとの指摘もある。当時は取引所を介した価格形成の仕組みが未整備で、ビットコインの取引は主に相対(OTC)で行われていたとされ、現在のような市場価格は存在しなかったとされる。

ただし今回の情報は個人の分析投稿に基づくものであり、移動の目的や移動先の性質については明らかになっておらず、詳細は今後の続報を待つ必要がある。

コインシェアーズは4日付リポートで、米財政懸念から仮想通貨ビットコインが金と同様の値動きを強め一時8万100ドルまで上昇したと分析、9月のFRB利上げ確率や資金フロー動向にも言及した。