- BTCの8万7000ドル超えを受けて利益確定が集中
- サンティメント、上昇局面が試されていると指摘
利益確定が年内2番目の規模に
オンチェーン分析企業サンティメントは9日、ビットコイン(BTC)の実現利益が今月初旬に1日で約10.3億ドルに達したと公式Xで報告した。2026年の最高である約10.4億ドルにわずかに届かず、年内2番目の水準となる。
同社はこの動きを、BTCが8万7,000ドル台まで上昇した局面での利益確定とみている。同社のチャートでは、BTCはその後8万1,000ドル台まで下落した。
クリプトクアントは8日、仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコイン・マイナーをめぐる収益などの状況が回復し売り圧力が和らいだと分析している。
実現損益が示す売り手の動き
実現損益は、オンチェーンで移動したBTCについて、投資家が実際に確定させた損益を集計する指標。前回移動したときの価格と今回の移動時の価格の差から算出する。価格の推移だけでは見えない売り手の行動を把握できるとして、サンティメントが重視するデータの一つだ。
同社によると、実現利益の急増は短期から中期の相場の冷え込みと重なることが多い。利益確定が売り圧力を強め、価格が下がれば、トレーダーの追加の売りやレバレッジポジションの手じまいを誘う場合もあるという。
サンティメントは今回のデータについて「大きな反転を保証するものではない」としたうえで、10.3億ドル規模の利益確定はビットコインの直近の上昇が「試されている明確なサイン」だと指摘した。